疲れやすさの原因は、年齢だけではありません。
「最近、朝から体が重い」「休んでも疲れが取れない」——そう感じている50代女性の多くが、実は日常の何気ない習慣によって疲れを自分でためてしまっています。
理学療法士として30年以上、多くの方の体を見てきた私が気づいたのは、疲れやすい人には共通した習慣のパターンがあるということです。今日は、その5つをひとつずつ解説します。
習慣1.頑張りすぎて休まない
50代の女性は、仕事・家事・介護・人間関係と、さまざまな役割を同時に担っています。「まだ大丈夫」「もう少し頑張ろう」と限界まで動き続けてしまう方がとても多い。
疲れが抜けないまま動き続けると、慢性的な疲労になり、やがて「何もしていないのに疲れる」状態になります。
改善のコツ
- 1日15〜20分、何もしない時間を意図的に作る
- 「休む=さぼり」ではなく「回復への投資」と考え直す
- 疲れのサインを無視せず、その日のうちに対処する
私が毎晩続けているのが入浴でのリセットです。エプソムソルト(硫酸マグネシウム)をお風呂に入れると、筋肉のこわばりがほぐれて副交感神経が優位になりやすく、体の回復が進みます。
習慣2.運動不足
忙しいと、体を動かす時間はどんどん減ります。筋肉は使わないと衰え、衰えると血流が悪くなり、疲れが取れにくくなる——この悪循環が静かに進んでいきます。
私が実践していること
- 少し遠いスーパーへ歩いて買い物に行く
- 料理の隙間時間にスクワット10回
- 冬や夏は大型ショッピングモールをウォーキングコース代わりに使う
- 運動好きな友人と定期的に会う(これが一番続く)
ジムに通わなくても、生活の中に動きを組み込む工夫で十分です。
習慣3.睡眠時間が不規則
夜更かしや睡眠不足が続くと、体の回復が追いつきません。50代は睡眠の質が変化しやすい時期でもあります。
私が意識していること
- 寝る3時間前からカフェインを控える
- 夜ごはんにはお米(糖質)をしっかり食べる
- 早朝に目が覚めても、5時までは横になったまま過ごす
睡眠の質をサポートするために、GABAサプリも取り入れています。GABAは脳や神経を落ち着かせる働きがあり、寝つきや眠りの深さに関わるとされています。
習慣4.食事が簡単になりがち
忙しいと、食事はどうしても手軽なものになりがちです。でも体の回復にはタンパク質・ビタミン・ミネラルがしっかり必要。これらが不足すると、いくら寝ても疲れが取れにくくなります。
私の工夫
- 味噌汁にわかめや野菜をたっぷり入れる
- ご飯を炊くとき、雑穀米を混ぜる
- 食材の種類を意識して「今日は何色食べたか」を確認する
一人暮らしでも手軽にたくさんの栄養を摂るために、雑穀米を愛用しています。
習慣5.休日にダラダラしすぎてしまう
疲れているから動きたくない——その気持ちはよくわかります。でも、一日中ほとんど動かないでいると、血流が滞り、かえって体が重く感じることがあります。
私自身も、トレイルランニングで疲れが残っているときは、完全休養より軽いアクティブレストを選ぶことが多いです。
おすすめのアクティブレスト
- 近所を15〜20分ゆっくり散歩する
- ストレッチや軽いヨガ
- ストレッチポールで背骨と筋肉をほぐす
理学療法士として長年推薦しているのがストレッチポールです。仰向けに乗るだけで背骨が整い、呼吸が深くなり、全身の力が抜けていきます。疲れた日の5分に最適です。
まとめ
疲れやすさは、年齢のせいだけではありません。
- ✔ 頑張りすぎて休まない
- ✔ 運動不足
- ✔ 睡眠が不規則
- ✔ 食事が偏る
- ✔ 休日に動かなすぎる
この5つの習慣を少し見直すだけで、体の疲れ方は確実に変わります。50代は体の変化を感じやすい時期ですが、同時に習慣を変えれば体も変わる時期でもあります。できることから、ひとつずつ始めてみましょう。
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